11月29日に三重県四日市市で開催された『ファイト三重!県民まつり』のパンフレット
11月29日、三重県四日市市において
統一教会(天の父母様教会・世界平和統一家庭連合/家庭連合)のフロント組織が主導する地域イベント『
ファイト三重!県民まつり』が開催された。自治体から後援と補助金を受け公共施設で行われたこの“県民まつり”を現地取材した筆者が、当日の模様をリポートする。
会場には
現役閣僚を含む国会議員らの祝電が貼り出され、筆者の動向をスタッフが常時監視。渦中のイベント事務局担当者への直当て取材では衝撃の事実が判明した。
当メディアで2回に渡り報じた『ファイト三重!県民まつり』問題。
〈参照:HBOL|
地方イベントに食い込む統一教会フロント組織。三重県四日市市のイベントに多額の補助金交付も〉
〈参照:HBOL|
統一教会フロント組織が食い込むイベントに後援の三重県・四日市市に危機感なし。勧誘に繋がる危険性も弁護士は指摘〉
地域住民を巻き込む形で行われるイベントを現地で取材するため、筆者は四日市市に赴いた。29日正午前、会場の四日市市文化会館に到着。イベント会場の第1ホールの開場を待つ来場者の姿はまばらで、緑色のスタッフジャンパーを着た係員の姿ばかりが目立つ。
イベント会場となった四日市市文化会館、閑散とする入場口
市制施行123年記念マスコット“こにゅうどうくん”登場
開場時間となり、第1ホールロビーへの入場が始まった。「申請者受付」以外に「当日受付」も設けられている。イベントHPの申し込みフォームでは前日15時に事前参加申込みが締め切られていたが、設定していた600名には満たなかったようだ。
また、筆者への警戒のためか『本会場では、主催者の許可の無い写真及び動画の撮影はご遠慮下さい』と掲示されている。
本会場での撮影不可を示す掲示
入場口に、四日市市市制施行123年記念のマスコットキャラクターである『
こにゅうどうくん』の着ぐるみが登場。エスコートするのは筆者の電話取材に1度だけ応対した
イベント事務局の矢田真佐美実行委員(三重県平和大使協議会事務部長)。三重県平和大使協議会議長と世界平和連合の議長、そして教団三重教区長と鈴鹿教会長を兼任する
安井邦彦氏もこにゅうどうくんの舌出しを真似て記念撮影に興じていた。
矢田真佐美氏(左・スタッフジャンパー)、こにゅうどうくんの顔真似でおどける安井邦彦教区長(右)