効果的な集客方法が「ヒットアプリ」を作る!――シリーズ【文系リーマンでもできる!iPhoneアプリ開発で週末副業・集客編】

ASO(App Store Optimizationとは)

 iOSアプリは、Apple社が運営するアプリケーションストアからダウンロードされます。アプリ開発者はそのストアに自分のアプリケーションを登録し、配布を開始します。ASOとは、その登録や管理を最適化してダウンロード数を伸ばすための考えです。  では、実際に何をすれば良いのか見ていきましょう。 【タイトル】  アプリをインストールしてもらう上で一番大事なのが「タイトル」です。アプリ名だけでなく、「写真加工」や「フリマ」など何ができるアプリなのか一目で分かるようにしておくと良いでしょう。  CMで見たことのある有名なアプリは別ですが、アプリをリリースした当初はほとんどの人が知らないはずです。「人気だからとりあえずインストールする」という人もいるかもしれませんが、より多くの人に使ってもらうためには、どんなアプリなのか認知させましょう。  ポイントとしては、検索するキーワードを意識してより多く検索されそうなキーワードを3~4つ選びタイトルに入れましょう。多すぎると文章として読みにくいですし、少なすぎると検索されても見つからない可能性が高いです。 【説明文】  ユーザーは、ストア内を検索してアプリケーションをダウンロードします。その時に目に入るのが、この説明文です。検索表示順やランキングが高くてもこの説明文がしっかりしていないと、ユーザーの注意を引くことが出来ずにダウンロードされるチャンスを逃すことになります。きちんと内容を説明する必要があります。 【魅力のあるアイコンの作成】  どのアプリケーションもアイコンが表示されますが、その良し悪しで印象が左右されてしまいます。多額の投資をすることなく、制作することができるものなので、最初に取り組むことをおすすめします。  女性ユーザーの中には、自分のiPhone上に並んでいるアイコンのバランスを考えてインストールする人もいるので、非常に重要です。 【コメント・評価の促進】  ダウンロード数と合わせてユーザーは、そのアプリケーションをダウンロードするか否かを評価とコメント数を参考に判断している人も多くいます。アプリケーション内に、コメントや評価をユーザーに促進する仕組みを実装すれば効果的にそれらを増やすことが出来ます。  例えば、Liverdoorブログが提供するまとめリーダーでは、定期的に「評価をお願いします」という画面をポップアップさせる仕組みを導入しており、コメントや評価を促しています。ゲームアプリのパズドラなどはコメントをすると、ガチャを引くことができる魔法石をユーザに配布するなど積極的な促進を行っています。
次のページ 
Facebook広告が功を奏したグノシー
1
2
3
4
5
【文/TechAcademyマガジン】Education×Technology「EdTech(エドテック)」を切り口に、IT教育、ITスクール、プログラミング学習などの最新教育トレンド、関連情報を紹介するWebメディア。未経験でも最短4週間でiPhoneアプリ開発やプログラミングのスキルを身につけることができるオンライン完結型のプログラミングスクール「TechAcademy」も運営している。


全8回の目次

1.知識編:iPhoneアプリの全体像
2.事前準備編:必要なアプリのインストール方法
3.コーディング編:Swiftを書いてみよう
4.デザイン編:UI/UXデザインとは/なぜデザインが重要なのか
5.実践編:実際にアプリを作ってみよう
6.企画編:アプリの企画からリリースまでの流れ
7.マネタイズ編:収益を上げる3つの方法
8.集客編:より多くの人にアプリを使ってもらうために