「東南アジアの優等生」タイのサッカー界は引き続き躍進【2016年アジアサッカーまとめ】

クラブレベルでも日台交流が盛ん

 クラブレベルでも日本とタイの交流は盛んで、2016年もさまざまな展開が見られた。  セレッソ大阪は、クラブ間提携を結ぶバンコク・グラスとの間でプレシーズンマッチを開催。セレッソ大阪側のヤンマー株式会社、バンコク・グラス側のシンハー・コーポレーションとそれぞれのスポンサーを冠に「シンハーヤンマーカップ」と銘打って行われた。  10月のJリーグ中断期間には鹿島アントラーズが強化トレーニングキャンプとしてタイを訪れ、タイリーグのクラブとの親善試合を実施。この1月にはその鹿島と横浜Fマリノスが参加し、Jリーグが主催する初の大会「2017Jリーグ アジアチャレンジ inタイ インターリーグカップ」がバンコクで開催されることも決まっている。  日本との関係を深めながら、躍進を続けるタイのサッカー界。初のタイ人Jリーガーが誕生する2017年は、さらに目が話せない年となりそうだ。 【本多辰成】 1979年、静岡県浜松市出身。出版社勤務後、日本語教師としてタイへ渡る。その後、タイをベースにフリーランスライターとして活動。サッカーをはじめとした東南アジアのスポーツを中心に取材、執筆を行っている。東南アジア情報サイトやサッカーメディアなどにタイを中心とした東南アジア関連の記事を寄稿している。 【アジアサッカー研究所】 東南アジアを中心としたアジア新興国と日本およびアジアの国々のさらなる発展のために、各国の取り組みをリサーチし、関係者に共有し、さらなる価値を創造していくことを目的として、人材開発とコンサルティング分野など、日本とアジアのサッカー交流を加速させるプロジェクトとして活動している。http://ja.ifaf.asia/
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