「東南アジアの優等生」タイのサッカー界は引き続き躍進【2016年アジアサッカーまとめ】

大企業をバックに持つクラブが台頭

 最後までムアントン・ユナイテッドと優勝を争ったバンコク・ユナイテッドの台頭も特筆に値する。  母体企業である大手通信会社「トゥルー・コーポレーション」が本格的にクラブ強化に乗り出したことが好結果を生んだ。地元の名士であるネーウィン氏がオーナーを務めるブリーラム・ユナイテッドを筆頭に政治家や実業家が経営権を持つチームが多いなか、大企業がバックアップするクラブ同士による優勝争いは新たな潮流を感じさせた。  大企業といえば、本田技研工業のタイ法人であるタイ・ホンダが母体となる「タイ・ホンダFC」が2部リーグで優勝、1部昇格を果たしたのも大きなトピック。タイリーグは1部リーグのスポンサーをトヨタが、2部リーグのスポンサーをヤマハが務めるなど、さまざまな形で日本企業が関わっているが、日系企業を母体とするクラブは珍しい。今後の展開が注目されるチームの一つだ。
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初のタイ人Jリーガーが誕生
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