生き続けるココストア・エブリワンの血――今後は新規出店も
一部店舗の存続が決まったものの、今回ミツウロコグループに経営譲渡される店舗は主に茨城、東海、九州、沖縄本島などに偏っており、全ての店舗がファミリーマートへと転換してしまう地域も多くある。さらに、ココストアの本社があった名古屋市ではココストアつつい店以外のココストア全店舗が、エブリワンの本社があった熊本市ではエブリワン全店舗がファミリーマートへの転換することが決まっている。これらの地域のココストアファン・エブリワンファンは、今後は旅先などで、かつてのココストア・エブリワンを偲ぶということになりそうだ。
一方で、ミツウロコグループでは、今後は新規出店も検討しているといい、店舗網の再拡大に期待したいところだ。将来、これまでココストアやエブリワンの店舗が無かった地域においても、両店の系譜を引き継いだ”思い出の味”と出会えることがあるかも知れない。
ココストアからミツウロコグループに引き継がれる店舗の一覧はこちらを参照(2016年8月末現在、都商研調べ)。
http://toshoken.com/news/7305
エブリワンからミツウロコグループに引き継がれる店舗の一覧はこちらを参照(2016年8月末現在、都商研調べ)。
http://toshoken.com/news/7213
<取材・文・撮影/都市商業研究所>
【都市商業研究所】
若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「
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