「RICストア」に改称されたエブリワン。品揃えはほぼエブリワン時代と変わらない(大分県)
しかし、ココストア・エブリワンの歴史はここで終わった訳ではなかった。
ココストア・エブリワンの一部の店舗と、タックメイト・RICの大部分が、ファミリーマートから再び分離され、別会社に引き継がれることになったのである。
これらの店舗を引き継ぐのは、エネルギー大手の「ミツウロコグループホールディングス」。ミツウロコは、これまでココストアとエブリワンが特徴としていた「焼き立てパン」「出来立て弁当」を新ブランドの中核と定めており、ミツウロコグループに経営譲渡された店舗では、これまでのココストア・エブリワンとほぼ同様の品揃え・サービスを提供する予定だというから、ココストア・エブリワンのファンには安堵が広がりそうだ。また、タックメイトに改称する一部店舗では、一部のタックメイトが行っていた「炊き立てごはん」の提供を新たに開始する店舗もあるとのことで、以前よりサービスが向上することになる。
ココストアでも改称が進んでいる(愛知県)
経営譲渡される店舗は、2016年10月1日より業態・品揃えはほぼはそのままにミツウロコの運営による新体制に移行される。また、「ココストア」「エブリワン」店舗の屋号は、年内に順次「タックメイト」(本州、沖縄の店舗)か「RICストア」(九州の店舗)に統一されることになっている。
なお、一部の大手メディアなどにより、エブリワンとココストアが8月中に全店閉店、もしくは全てファミリーマートに転換するとの報道がなされていたが、これは完全な誤報である。