ファミマに買収された人気地方コンビニ「ココストア」「エブリワン」ファンに朗報!一部店舗が分離・存続に

 一部の地域で絶大な人気を誇っていたコンビニエンスストア「ココストア」「エブリワン」のファンに朗報だ。  2015年12月にココストアグループがファミリーマート傘下となって以降、店舗が減り続けていた両店だったが、今夏まで残存していた店舗の多くが改名したうえで、業態もそのままに営業を続けることが明らかになった。

ココストアの店舗(愛知県)

「店内厨房」を武器にしていた「ココストア」

「ココストア」は1971年に名古屋の食品商社「盛田」(1665年創業、ソニー創業者・盛田昭夫氏の実家)の系列企業「山泉商会」(のちに「イズミック」に改名)のコンビニ事業部として創業、1972年には株式会社ココストアとして分社化された。ココストア1号店の藤山台店(愛知県春日井市)は「日本初の本格的コンビニエンスストア」としても知られている。

ココストアの看板商品「ばくだんおにぎり」と「ココ・デ・クック」のコーナー

 ココストアでは、一部の大型店舗に「ココ・デ・クック」「ココ・デ・ベイク」と称する本格的なベーカリーと厨房を備えており、24時間「焼き立てパン」「出来立て弁当」を提供していたほか、店内で製造される「ばくだんおにぎり」は名物商品となっていた。また、2012年には、人気手羽先居酒屋チェーン「世界の山ちゃん」とのコラボ商品を展開するなど、名古屋発祥企業らしい商品ラインナップも行っていた。
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「九州人好み」で人気があった「エブリワン」
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