タイの救命救急ボランティアでの日本人を直撃!「タイでは富裕層も貧乏人も社会貢献する」

各チームで得意分野の道具を持っていて、このチームは大型照明を所有していた。しかし、発電機がこの日は動かず、修理に明け暮れる

国による救命救急はほんの7年前に整備されたばかり

 東南アジアはこの10年でかなり発展してきた。しかし、それでもなお日本と比べたらいろいろなものが不足している。代表的なものは社会保障である。  医療に関しては、タイやシンガポールは進んだ技術を取り入れており、日本と遜色ないとされる。ただ、タイにおいては特に交通事故や急患が病院に搬送されるまでの過程が日本とは大きくかけ離れている。というのは、タイには公共の救急車がほぼ存在していないからだ。  タイで救急救命活動(EMS)は、日本の厚生労働省に相当するタイ公共保健省の管轄になる。本格的に国がEMSに取り組んだのは1993年。日本の救急搬送技術を取り入れた活動が東北地方のコンケーン県で始まり、1994年にバンコクにも救急部隊が創設された。その後2001年にやっと全土的に配備。2008年になってEMSに関わるシステム運用を行うタイ救急医療センターが創設され、短縮ダイヤル1669もできた。
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かつて救命救急活動を担ってきた慈善団体
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