営業最終日、朝から賑わう――閉店時には店員による歌も
プランタン銀座の営業最終日となった12月31日は、大晦日であったものの朝から多くの人が詰めかけ、混雑は閉店を迎える16時ごろまで続いた。
営業最終日。多くの人が別れを惜しみ来店した
特に人気となったのは12月30日より販売を開始した「最後の福袋」で、社員のコンシェルジュサービスを受けながら自由に売りつくし特設会場内の商品から好みの服・雑貨などを7点選べる「プランタン銀座城 夢のウォーキングクローゼット福袋」や、ケーキショップ「アンジェリーナ」のモンブランが365日味わえる「365日のモンブラン福袋」、プランタン銀座プロデュースのパリツアーなどといった「プランタンならでは」の体験型福袋が販売され、「フランス系デパート」の最後に華を添えた。
店頭では17時前に閉店セレモニーが行われた。
社員による歌も披露されたセレモニー。 「フランス系百貨店ならでは」の光景だったのかもしれない
セレモニーでは、プランタン銀座の32年の歴史がスクリーンに映し出され、同社の笹岡寛社長が「プランタン銀座としての営業は終了するが、心の記憶として長い間留めてもらえたら嬉しい」と挨拶。セレモニーの締めくくりには社員らによる歌も披露されるなど、長年の歴史に幕を下ろすとは思えないような「明るい式典」となった。