「スキー場崩壊の象徴」ガーラ湯沢に再びテコ入れを始めたJR東日本に勝算はある?

90年代の懐かしの名曲を連発「JR SKI SKI」

 また近年再び、JR東日本の駅で冬になるとよく見かけるようになった「JR SKI SKI」キャンペーンも、元々は1990年に開業したガーラ湯沢スキー場への集客キャンペーンとして開始されたもので、その後他のJR東日本沿線各地のスキー場に対象を拡大していきました。90年代のCMでは「Choo Choo TRAIN」(ZOO)から始まり、「DEPARTURES」(globe)、「Winter,again」(GLAY)といった曲とタイアップし、これらの曲も大ヒットしましたね。  スキーブームの終焉にともない、2000年代に入ってからはこのキャンペーンは実施されなくなっていました(2006年だけ冬季五輪に合わせて木村カエラで復活)が2011年に再開しました。CMも展開していますが、再開後はどちらかというと、毎年選ばれるイメージキャラクターのヒロインと青春を感じさせるキャッチコピーのポスターなどが印象的ですね。「青春は、純白だ。」(本田翼)「ぜんぶ雪のせいだ。」(川口春奈)「答えは雪に聞け。」(広瀬すず)など。ちなみに今年のキャッチコピーは「そこに雪はあるか。」で、ヒロインは山本舞香と平祐奈の初の2人体制となっています。
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惨憺たる経営状況に陥った祭りのあと
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