次に、
緊急事態宣言の可能性、その他の打ち手について質問される。その質疑は以下の通り。
【9問目】
星浩氏:
「緊急事態宣言について、あのー、知事会の方からですね、場合によってはそういうことも考えざるを得ないんじゃないかという見方も出てまして。総理の頭の中では、そういう、まあ、危機管理っていうのは、あの、最悪の事態を考えるということからするとですね、緊急事態宣言っていうのはちょっと頭の片隅にあるんですか?」
菅総理:
「
まあ、あのー、いずれにしろ先ほどから申し上げてますけど、やはり尾身会長を中心にですね、えー、そうしたことについては相談をさせて頂きながら、まあ、政府の今対策を行っているんですけど、まあ、先般の尾身先生はですね、まだそこは無いということを言っていらしたと思います。(
青信号)」
【10問目】
星浩氏:
「緊急事態宣言じゃない場合は、まあ、GoToの全面停止というのを決めたんですけど、それ以外に何か打つ手があるということですかね? 」
菅総理:
「
やはり、飲食店の時間対策、時間短縮ですね。これが先生方の評価高いんです。ですから、そこを、まあ、中心にですね、これ、交付金も用意してますので、地方自治体の皆さんは協力金を全く心配しないで、そうした短縮をですね、あの、増えてきているところについてはやってほしいなというふうに思っています。そうしたところに、まあ、国としても毎日こう連携しながら増え始めそうだとか、そういうところに事前に対応策というものお話をさせて頂いている。まあ、そんな状況です。(
赤信号)」
【11問目】
星浩氏:
「そうすると飲食店の、そのー、時短営業で10時までのところを8時までにするとか、そういういろんな対策は今後検討の余地があるということですね?」
菅総理:
「
それを広めていきたいと思います。ここは、あのー、非常に効果があるということを委員会の先生方に提言頂いてますので、えー、そこを中心にやっていきたいというふうに思います。(
青信号)」
9問目は、緊急事態宣言の可能性を問われ、尾身会長の言葉を借りる形ではあるが「無い」と回答しているため、
青信号とした。
緊急事態宣言の可能性が無いことを確認した上で、その他の打ち手を確認したのが
10問目。しかし、菅総理は既に行っている飲食店に対する時間短縮の評価の高さや既存の支援内容を延々と語るだけであり、以下のように論点をすり替えており、
赤信号とした。
【質問】GoTo停止以外の
今後の打ち手
↓ すり替え
【回答】GoTo停止以外の
既存の打ち手
続く
11問目。菅総理は質問に回答しているものの、やはり飲食店の時短営業に対する意気込みを語っている。