連発された見当違いの回答。TBS『news23』の菅首相インタビューを信号無視話法分析してみた
新型コロナウイルス対応への政府の反省
【4問目】
小川彩佳氏:
「そして、国内では新たな感染者が連日3000人近くという中で、非常にこの感染が拡大している。これが止まらない傾向が続いているわけですけれども、残念ながらこれまでの感染対策、成功とは言えないと思うんですが、振り返られまして総理としては何が足りないという風にお感じになっていますか?」
菅総理:
「まあ、ここは非常に、えー、難しいですよね。ただ、あのー、過去の、今日までのですね、各種効果で、やはり飲食。まあ、ここを重点的にやろうという、そこが可能性としては高いだろうという、先生方思ってますんで。えー、そこを中心にですね、えー、今やってます。(赤信号)
えー、確か、あの、勝負の3週間。これ終わった後も増えてますけれども、当時は東京・大阪・札幌、おー、このー、3つ、3県だった。今、15県くらい都道府県は、こう広めてですね、えー、そこの飲食の時間短縮を要請しています。で、国もですね、地方自治体の人がそうしたことをできるようにですね、えー、従来は最大60万円の保証が応援だったんですけど今120万にしました。特に年末年始ありますので、まあ、そういう形で多くの地方自治体からですね、そういう支援のお金関係なくですね、心配しないで出来るような体制というのを今つくっているという、まあ、そういうことです。(黄信号)」
【5問目】
星浩氏:
「まあ、本来、あのー、年末年始っていうのはですね、帰省をしたり遊びに出掛けたりですね、それから、まあ、商売の人も年末年始でいろいろ商売ををやろうっていう人が多いわけで、まあ、本来ですとね、その年末年始にもうちょっとこう活動ができるように、それこそ勝負の3週間の頃にもうちょっと厳しめの対応をやってれば、まあ、ちょっとこの仮定の話で恐縮ですけども、そこでこうもっとブレーキを踏んでいればですね、年末年始もうちょっと楽しく過ごせることになったんじゃないか。そこは、その政府の判断にちょっと抜かりがあったじゃないかと。」
菅総理:
「まあ、これ、ただ私ども判断をして実行に移す場合ですね、専門家の委員会というのがあります。その先生方から提案を頂いた中で政府としては対応してきている。(赤信号)
まあ、そういう時も、ステージ3、感染拡大が増えているところですね、ここについては時間短縮ということでさっき言った、えー、東京とか大阪、札幌の3ヶ所だったんですね、当時。そこは時間短縮をやっています。(黄信号)
えー、それと、GoToトラベルについても一旦停止をしたらということの提案を頂きましたので、えー、今そこは停止をしております。さらに愛知県もそうですかね。えー、それと、まあ、年末年始は全国でGoToトラベルについては一旦停止をさせていただく。まあ、そういう判断を致しました。(黄信号)」
次第に漂い始める不穏な空気
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