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No31 しっぽを振るポチなのか
「安倍総理にしっぽを振るポチなのか」(枝野幸男立憲民主党代表) (参照:
議事進行を批判「総理にしっぽを振るポチか 恥を知れ」立民 枝野代表 | 注目の発言集 | NHK政治マガジン)
棚橋委員長の仕切りに一言。委員長から反論されたら、以前民主党政権を「両生類まで戻った」と批判していたことを引き合いに「カエルならいいのか」と再反論。
こういうイヤミ・皮肉を言わせたら一級品ですが、最近は慎重な発言が多く寂しい限りです。
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No32 鯛は頭から腐る
「鯛は頭から腐る。上層部が腐敗していると残りもすぐに腐っていく。頭を替えるしかない」(辻元清美衆院議員)(参照:
「意味のない質問だよ」 首相ヤジ「開き直り発言」詳報 – 毎日新聞)
安倍総理の矛盾を暴いた後に締めの一言。
その後にあの「意味のない質問だよ」が飛び出します。
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No33 いわゆる安倍方式
「参加者一人一人と契約をし、ホテルの領収書を渡す、いわゆる安倍方式でやっていたんでしょうか」(辻元清美衆院議員)(参照:
本日2月3日、安倍総理に予算委員会で質問しました ……7年間すべて5000円、安倍晋三後援会の「桜を見る会・前夜祭」。そして資金報告書未記載の疑いが! | 活動ブログ | 辻元清美WEB)
今年はとにかく野党側の議員の影が薄かった。その中でも「
安倍方式」という新語を生み出した辻元さんは流石です。
この後いろんな野党議員が安倍方式という言葉を使いました。
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No34 ヤジで止めようとするのは当たり前
「おかしな予算を通されようとしたら、ヤジで止めようとするのは当たり前じゃないですか」(本多平直衆院議員)(参照:
「ヤジで審議を止めるのは当然」立憲・本多議員の発言が物議 松井大阪市長は「厄介な勘違い議員」と批判 (2020年2月20日) – エキサイトニュース)
ヤジも答弁も音量が大きいことで有名な本多議員。与党議員や委員長から名指しで批判されたりもしましたが、ヤジを批判されると逆にこの発言。
良くも悪くも存在感のある委員でした。
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No35 委員長の御静粛にのせいで、私は閣僚の答弁が聞こえません
「委員長の御静粛にのせいで、私は閣僚の答弁が聞こえません」(本多平直衆院議員)
今年は不思議なタイミングで「静粛に」と止めることが多かった棚橋委員長。
拍手が起きてるときに「静粛に」と止めて「拍手は止めなくていいです」と苦笑いされたことも有りましたが、「静粛に」はどうやら静粛ではなかったようです。
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No36 新型コロナではないので、ご安心いただければ
「ちょっと風邪引いておりまして咳が止まんなくてですね、新型コロナではないので、ご安心いただければという風に思うのですけれども」(杉尾秀哉参院議員)(参照:
咳が止まらないけどコロナじゃない 杉尾秀哉議員の発言に批判も – ライブドアニュース)
笑いを取ろうとしたら笑えなかった、という典型的発言ですが、今年前半はこういうジョークが各所で繰り広げられたのだろうなと懐かしくなります。
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No37 大変勇気づけられる答弁だ
「大変勇気づけられる答弁だ。安倍首相との質疑でこういう最後になるのはあまり経験がない」(小池晃共産党書紀局長)(参照:
共産・小池氏が首相答弁に「感動した」 与野党が拍手:朝日新聞デジタル)
女性がヒールを強制されることについて問われた安倍総理は「男性と女性が同じ仕事をしているにもかからず、女性に服装で苦痛を強いることはあってはならない」と名言。議場には与野党関係のない拍手が飛びました。
そう、総理大臣や閣僚が答弁すれば、社会は変えられるんです。それを多くの閣僚に忘れないでほしいですね。
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No38 国会会議録というのは、国会と国民に示された条文解釈そのものです
「国会会議録というのは、国会と国民に示された条文解釈そのものです」(田村智子共産党政策委員長)(参照:
日本学術会議の任命拒否「あり得る」と法解釈する文書は「見当たりません」。内閣法制局が国会答弁-ハフポスト日本版- Yahoo!ニュース)
学術会議問題に関して、
政府がかつての答弁を無視して法解釈を新しく作り上げたことに、
田村智子議員が一言。
いろいろなことが有りましたが、国会答弁を無視して新しい見解を作る、というのはやはり、国会クラスタにとっては最もインパクトが大きい出来事だったのではないでしょうか。
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No39 私が言っている方がおかしいと思う方、手を挙げてください
「与党の委員の皆さんにも聞きたいと思います。私が言っている方がおかしいと思う方、手を挙げてください。一人もいないじゃないですか」(宮本徹衆院議員)(参照:
記録ないのに一言一句前年と同じ? 驚き 桃の木 山椒の木ですよ! 「桜」質疑詳報 – 毎日新聞)
「記録がない」といいつつも、野党議員の質問には「問題はない」と答え続ける官房長の質疑に業を煮やしてこの一言。誰の目にもどちらが正しいかは明らかでした。
<文/平河エリ@読む国会>