ちなみに、20日からの動向を振り返りましたが、その前の期間も同様です。
女性自身が2月18日に配信した記事によれば、”
各メディアの報道をもとに10回の「新型コロナウイルス感染症対策本部」会議への安倍首相の出席時間を計算してみたところ、合計119分。1回あたりの平均は11.9分”だったというから驚きです。
また、会食については、2月21日に
日刊ゲンダイが配信した記事によれば、
●1月31日は公邸で政策研究大学院の田中明彦学長らと会食。
●2月3日はふぐ料理店「
つきじやまもと」(
食べログ3.81)で森喜朗もと首相らと会食。
●4日は公邸で静岡銀行会長らと会食。
●7日は「The Okura Tokyo」の
鉄板焼「さざんか」(
食べログ3.02)で稲田朋美幹事長代行ら自民党議員らと会食。
●12日は公邸で政治評論家の杉浦正章氏らと会食。
●13日は赤坂の「
四川飯店」(
食べログ3.68)で自民党細田派、麻生派の衆院三回生と会食。
自民党細田派、麻生派の衆院三回生と会食した赤坂の「四川飯店」
●14日は帝国ホテルの宴会場「桃の間」で日経新聞社長らと会食。
●17日は公邸でGMOインターネット社長らと会食、
●18日はグランドハイアット東京の中国料理店「
CHINAROOM」(
食べログ3.74)で太田昭宏公明党議員らと会食
と連日グルメ三昧だったようです。
ちなみに、28日の総務委員会で、安倍晋三首相がたびたび夜に会食をしていることについて立憲民主党の高井崇志氏に追及されると、「会食というのは別に、いわゆる宴会をやっているわけではなくて、様々な方々と意見交換を行っております。(中略)それが果たして何がいけないことなのかということでございます」」と答弁しています。
とにかく今は、感染拡大を防がなければならないフェーズです。
先手を打つのであれば、夕方のニュースをハシゴして、安倍晋三総理が「不要不急の外出を少しだけ控えてほしい」と訴えるべきでしょう。
もしかしたら、そう訴えるだけで、ネットショップやサブスクリプションの売上が上がるかもしれないし、おまけに感染の連鎖を止められるかもしれません。たった2週間我慢するのと、これからも長期的に見えざる敵と戦い続けるのと、どっちが良いのかと言われたら自動的に答えが出てくるはずです。
各自治体の方がよっぽど早く決断しているし、なんなら一番遅いのが国の対応です。しかし、この首相動静を見たら、国の対応が遅いのは当然だと思うことでしょう。これからも引き続き、安倍晋三総理の仕事ぶりをチェックしますが、はっきり言って、安倍晋三総理は新型コロナウイルス対策をろくすっぽ何もしていないと言っても間違いにはならないと思います。
<文/選挙ウォッチャーちだい>
選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材しています。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを「
チダイズム」にて公開中