3連休の中日である2月23日は、令和初の天皇誕生日でした。一般参賀は自粛されましたが、安倍晋三総理は昭恵夫人とともに祝賀の儀や宴会の儀に参加し、その足で首相公邸に立ち寄り、そのまま首相官邸に。
3時40分から新型コロナウイルス対策感染症対策本部の会議が始まったのですが、安倍晋三総理が出席したのは、
わずか17分。「やってる感」を演出するためにマスコミの皆さんにバシャバシャ写真を撮ってもらい、大規模な感染拡大を見据え、総合的な基本方針を早急にまとめるように指示を出しました。一部の人からは「
今さら基本方針をまとめるのかよ!」とツッコまれていましたが、一部の人がガタガタ言っているぐらいでは動じません。
午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。
午前中は来客なく、私邸で過ごす。
午後0時24分、私邸発。
午後0時38分、皇居着。天皇誕生日祝賀の儀、昭恵夫人とともに宴会の儀に出席。
午後1時49分、皇居発。
午後1時54分、公邸着。
午後2時40分、公邸発。同41分、官邸着。同49分から同3時24分まで、加藤勝信厚生労働相、菅義偉官房長官、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、沖田芳樹内閣危機管理監、北村滋国家安全保障局長、古谷一之、前田哲両官房副長官補、長谷川栄一、今井尚哉両首相補佐官、山田重夫外務省総合外交政策局長、鈴木康裕厚労省医務技監、高橋憲一防衛事務次官。
午後3時40分から同57分まで、新型コロナウイルス感染症対策本部。同4時18分、官邸発。
午後4時30分、私邸着。
午後10時現在、私邸。来客なし。(出典:
時事通信)
わずか17分の会議が終わってしまったのは、総理大臣という仕事も忙しいからだと思うかもしれませんが、この首相動静を見る限り実情はまったく違う気がします。この後に何かスケジュールが詰まっていたわけではなく、
早くおうちでまったりしたかったからだとしか思えません。
検査もせず、厚生労働省の中で新型コロナウイルスが蔓延する方がよっぽど国家の危機であることに気づかないぐらい、日本の官僚がエリートではなくなっている現実。「政治家がアホでも頭の良いエリート官僚が何とかしてくれる」という時代はもう終わりです。鯛は頭から腐るとは言ったもので、総理大臣が腐ると官僚も腐っていくようです。
連休最終日となった24日。
北海道では20代の女子学生が意識不明の重体となり、スクールバスの運転手、中学校の先生、給食配膳係の女性、さらには小学生にまで感染が広がっていて、ますます国民に不安が広がっていた三連休の最終日。世界的にも株価が急落しており、翌朝には日本の株が下がるのではないかと予想されている中で、安倍晋三総理はしっかり3連休を自宅でまったり過ごしました。
午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。
午前中は来客なく、私邸で過ごす。
午後3時42分、私邸発。
午後3時54分、官邸着。同55分から同5時3分まで、加藤勝信厚生労働相、菅義偉官房長官、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、沖田芳樹内閣危機管理監、北村滋国家安全保障局長、古谷一之、前田哲両官房副長官補、長谷川栄一、今井尚哉両首相補佐官、黒田武一郎総務事務次官、外務省の秋葉剛男事務次官、山田重夫総合外交政策局長、厚労省の鈴木俊彦事務次官、鈴木康裕医務技監、高橋憲一防衛事務次官。
午後5時18分、官邸発。
午後5時30分、私邸着。
午後10時現在、私邸。来客なし。(出典:
時事通信)
まさに今、世界中がその対応に追われ、さまざまなアイディアで封じ込めようとしている中で、この日の安倍晋三総理の労働時間は、
わずか68分でした。
たったの1時間で、新型コロナウイルス対策は終わりです。68分だと映画も最後まで見ることのできない短さですが、これで日本の対応は完璧なのでしょうか。この3連休、安倍晋三総理は家でまったりするばかりで、ろくすっぽ働いていなかったというのが、このたびの結論です。