――アヤパンさんはそうした趣向を凝らしたイベントに呼ばれてどう思っていましたか?
AYA:「私は『全然いいですよ』って感じで出てましたね」
正社員:「アヤパンは昔からそういう感じで、とにかくイイやつなんですよ。コンプレックスがないから」
AYA:「それ、ずっと前から言ってますよね(笑)」
正社員:「フルポン(フルーツポンチ)の打ち上げのときからね。フルポンのメンバーって、METEORさんと俺と黄猿、アスベスト、椎野くん(TRIPLE S)、アヤパンで。まあ男はみんなモテないヤツなのよ! 黄猿は知らないけど」
AYA:「黄猿もモテなかったんじゃないですか」
正社員:「黄猿もそうなのかなぁ?(笑)。で、そういうヤツらしか周囲にいなくても、アヤパンって“いいヤツ”なんです。今も昔も人の悪口を全然言わないし」
AYA:「悪口言うようなこと別にないじゃないですか。何かありました?」
正社員:「俺らは売れてるヤツらへの妬みとか愚痴とか、いろいろ言ってたじゃん! でも、アヤパンは当時からそれを言わなかったんです。『キレイな女のコのほうが性格悪い』的なイメージって世の中にありますけど、全然そんなことなくて」
――戦極MCバトルのブログを遡ると、アヤパンさんは「戦極マスコットガール」という肩書でもイベントに出ていましたね。
正社員:「そんなこともしていましたね……。今もそういう立ち位置の女のコはいるんですけど、アヤパンはその初代って感じです。戦極の10章より前のDVDにはよく出てもらっていました」
AYA:「いやー、ホントにありがとうございました!」
正社員:「全然ありがたく思ってないでしょ! そういうのに出て何かいいことあった?」
AYA:「わかんないけど、たぶん何かしらあると思います!」
正社員:「これから戦極ガールを勧誘するときは「アヤパンみたいに売れるよ!」を売り文句にしていきたいと思います」
<構成/古澤誠一郎>
【AYA a.k.a. PANDA】
‘17年11月1日に配信リリースした「甘えちゃってSorry」のMVが数百万再生回数を超える大ヒットを記録したフィメールMC。最新楽曲は7月リリースの「死んでよBABY」
戦極MCBATTLE主催。自らもラッパーとしてバトルに参戦していたが、運営を中心に活動するようになり、現在のフリースタイルブームの土台を築く