地図を使ったアプリを実際に自作してみよう――シリーズ【文系リーマンでもできる!iPhoneアプリ開発で週末副業・実践編】

「コード」を書いてみよう

 ここからはコードを少し書いていきます。  まずは、StoryBoardとViewController.swiftを表示させるために右上にある丸が2つ重なっているマークを押します。そして、地図をアプリで使えるようにMapKitを「import UIKit」と書かれた下にインポートしておきます。  続いてStoryBoardに設置したMKMapViewをViewController.swiftで実装するために紐付けを行いましょう。  controlキーを押したままMapViewをドラッグします。 ⇒【画像】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=126108  Nameは、分かりやすく「mapView」としておきます。

指定した位置を表示させる

 今回は新宿駅を表示させるコードを書いてみたいと思います。 override func viewDidLoad() { super.viewDidLoad()  以下よりソースコードを書いていきます。 // 表示したい位置を緯度経度で設定 let position = CLLocationCoordinate2DMake(35.690553, 139.699579) // 表示する範囲の幅を設定(数字が小さいほどズームされる) let range = MKCoordinateSpanMake(0.005, 0.005) // 位置と表示をMapViewにセット let area = MKCoordinateRegionMake(position, range) mapView.setRegion(area, animated:true)  CLLocationCoordinate2DMakeメソッドというのは、表示位置を指定するために必要な部分です(緯度,経度)で表記しましょう(今回は新宿駅の緯度経度を参照しています)。  続いて、MKCoordinateSpanMakeメソッドで表示する範囲を指定します。()内の数字が小さくなればなるほど表示される範囲は狭くなります。  表示位置と範囲が決まったらMapViewにセットしましょう。  以下、全体のソースコードです。 ⇒【画像】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=126110  シミュレータを立ち上げると新宿駅周辺の地図が表示されるはずです。  自由に緯度経度を調整して自宅周辺などを表示してみてください。
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指定した位置にピンを立てる
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【文/TechAcademyマガジン】Education×Technology「EdTech(エドテック)」を切り口に、IT教育、ITスクール、プログラミング学習などの最新教育トレンド、関連情報を紹介するWebメディア。未経験でも最短4週間でiPhoneアプリ開発やプログラミングのスキルを身につけることができるオンライン完結型のプログラミングスクール「TechAcademy」も運営している。


全8回の目次

1.知識編:iPhoneアプリの全体像
2.事前準備編:必要なアプリのインストール方法
3.コーディング編:Swiftを書いてみよう
4.デザイン編:UI/UXデザインとは/なぜデザインが重要なのか
5.実践編:実際にアプリを作ってみよう
6.企画編:アプリの企画からリリースまでの流れ
7.マネタイズ編:収益を上げる3つの方法
8.集客編:より多くの人にアプリを使ってもらうために