スリランカサッカー、世界最弱からの挑戦

FIFAランキングは195位と過去最低

 試合後、セルビア人監督を解任し、代表選手たちも若い選手たちへと一新された。  しかし、2015年12月インドで行われた南アジア選手権でネパール相手に勝利を挙げたものの、今日まで8戦1分け7敗と下降の一途をたどっている。2016年11月にマレーシアで行われたSolidarity Cupではラオス(当時FIFAランキング175位)とモンゴル(同202位)に苦杯を喫し、既に予選突破を決めてメンバーを落としてきたマカオ(同196位)に引き分けに持ち込むのが精一杯であった。現在FIFAランキング195位と過去最低に位置している。  そんな代表選手達がプレーするのがスリランカのトップリーグの「チャンピオンズリーグ」である。今年は「アジアの渡り鳥」の異名を持つ伊藤壇選手がコロンボFCの一員としてプレーした。このリーグは18のチームを9チームずつの2つのグループに分け、各グループ内で総当たり戦を行い、それぞれのグループ上位4チームの計8チームが決勝ラウンドであるスーパーエイトと呼ばれるプレーオフに進出する。この決勝ラウンドでは8チームが総当たりのリーグ戦でチャンピオンチームを決める。
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アフリカ人に牛耳られているスリランカリーグ
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