▶SP版
HOME
政治・経済
社会
国際
科学
カルチャー・スポーツ
ハーバー・ビジネス・オンライン
カルチャー・スポーツ
微表情だけでは相手のウソを即断できない。しかし、ある特定の場合には有効だった
微表情だけでは相手のウソを即断できない。しかし、ある特定の場合には有効だった
2016.11.16
微表情のみからウソを即断してはいけない理由
現在、微表情の知見は、交渉研究、マーケティング、ロボット工学、微表情を自動検知するカメラの開発と多岐にわたって研究・活用され始めていますが、微表情研究の多くが、ウソ検知のためであったり、テレビドラマの影響から、微表情がウソを見抜くためのツールだという認識が広がっています。 確かに、ウソをついている人と正直な人の証言を比べると、ウソをついている人の顔には「恐怖」「軽蔑」「嫌悪」「罪悪感」「幸福」の微表情が表れる傾向があることがわかっています。また、微表情を読みとる能力とウソを読とる能力とには関係があることもいくつかの研究からわかっています。 しかし、微表情という情報のみからウソの有無を即断することはオススメしません。微表情というのは、あくまでも抑制された感情の漏洩であり、ウソの証拠そのものではないのです。 ウソをついている人がウソがばれるのではないかと「恐怖」する一方で、正直な人も冤罪の可能性を「恐怖」します。ウソをついている人が自分のアリバイは完璧だと捜査官を「軽蔑」する一方で、正直な人も自分を信用しない捜査官を「軽蔑」します。
次のページ
一方、微表情から即座に見抜けるウソもある
1
2
3
4
『
微表情を見抜く技術
』
無意識の感情の表われ「微表情」を読み取ることで、誰でもコミュニケーションの達人になれる!
前回の記事
あんなに楽しいデートだったのに、まさかの「ごめんなさい」! 答えは「別れ際の微表情」にあった
2016.11.04
一番最初の記事
前の記事
次の記事
清水建二の微表情学の一覧へ
ハッシュタグ
 人間関係
 豆知識
Twitterでつぶやく
Facebookでシェア
B!
ブックマークに追加
Tweet
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事
ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ
コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力
頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界
ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>
仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響
漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋
上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法
64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉
再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今
微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望
新着記事をもっと見る