日本はただの「顧客」だった? 最新鋭戦闘機F35をめぐる駆け引き
「パートナーではなくカスタマー」
その一方で、ロッキード社は上記9カ国「オリジナルパートナー」(表中の赤枠)に加えて、「イスラエル、日本、韓国という3カ国の海外有償軍事援助(foreign military sale、FMS)のカスタマーは、2016年に第1号機を受け取るでしょう」(参照:『ロッキード社』)としている。
日本はカスタマー(顧客、表中の青枠)なのだ。
かつて日本は武器輸出三原則があったため、F35の開発・生産には加わっていない。オーストラリアからすれば「自分たちの事業であるから、自分たちで受注するのが当然」と思ってはいないだろうか。
レストランで言えば「メニューを考えるのは俺らシェフ9人だから、お客のあんたは黙って席に座って食べててくれ」ということになる。
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