そごう柏店がついに閉店。止まらぬセブンアイ系百貨店の閉店ラッシュの背後にあるもの

百貨店事業の縮小続くセブンアイ

旭川駅前の一等地にある道北唯一の百貨店「西武百貨店旭川店」も閉店に。最寄の百貨店は札幌市内となり、非常に不便となるであろう

 2015年以降に発表されたセブンアンドアイホールディングスのリストラ策のうち、代表格の1つとされるのが「百貨店事業」、つまり「そごう・西武」の経営規模の大幅な縮小だ。  「そごう・西武」は、2005年当時、西武鉄道との再合流を検討していたともされるなか、買収防衛のために大手流通傘下に入る道を選び、電撃的なセブンアンドアイホールディングス入りを果たした。一方で、近年は旗艦店以外の殆どが売上を落とし続けているという厳しい現実があった。  そうしたなか、そごう・西武ではこれまでに2016年2月に「西武百貨店春日部店」(旧・ロビンソン百貨店春日部店)を、9月に「西武百貨店旭川店」と「そごう柏店」を、2017年2月には「西武百貨店筑波店」と「西武百貨店八尾店」を閉鎖させることを決めたほか、2017年中に中小規模のサテライト店の殆どを閉鎖、さらに希望退職者350人を募るということが判明している。このうち、西武百貨店春日部店については高級家具店「匠大塚」が出店をしたものの、そのほかの4店舗については、9月時点で今後の活用方法が決まっていない。
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千葉県最大だった「そごう柏店」も……
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