いよいよ始まるリオ五輪。日本企業も様々な形で「参戦」

 7月11日、リオデジャネイロ五輪の協賛社である日産自動車は、リオデジャネイロ市中心部の「リオのカーニバル」の開催地で知られるサンボドロモで、大会組織委員会に提供し、大会の運営や関係者の輸送に使われる車両約4,200台の引き渡し式を行った。提供車両は「キックス」など数車種で、ボンネットに大会エンブレムが描かれる。式典に出席したブラジル日産自動車のフランソワ・ドッサ社長は「提供車両のほとんどはブラジルで製造されている。この場にいられることを誇りに思う」とコメント。  日産自動車は、8月開幕のリオ五輪に合わせて新型車「キックス」を販売開始したため、聖火リレーの先導車として披露されたことやリオ五輪への車両提供は、即、販売促進に繋がると、筆者は考える。「キックス」は、ブラジルから80か国での展開をにらんだ世界戦略車で、南米初の小型クロスオーバー車である。
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バレーボール公式試合球のミカサ
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