実は巨大出版社だった「デアゴスティーニ」の堅実すぎる事業モデルとは?

平野健児

世界中で売上1500億円、集英社、講談社を上回る巨大出版社

 ひとまず、詳細に行く前にデアゴスティーニ社の概要にもう少し触れておきましょう。デアゴスティーニ・グループの売上高は、世界の出版社売上ランキングで見ると、1367M$(約1500億円)で18位(前年は13位)であり、単純な規模で言えば、日本のトップである23位の集英社の1033M$(約1130億円)、24位の講談社の997M$(約1090億円)を軽く上回る巨大出版社であることを知ると結構驚きます。

第46期決算公告:4月15日官報62頁より
当期純利益:10億300万円
利益剰余金:38億6400万円
過去の決算情報:詳しくはこちら http://nokizal.com/company/show/id/1579098#flst

 確かに、デアゴスティーニ・ジャパンの過去の業績でも、安定して10億円前後の純利益を計上しており、パートワークの国内市場が200~300億円規模であることを考えれば、数十億から100億円単位規模の売上が想定され、②に関して単純に言えば、この時点でおそらく成り立っているのだろうということが予想されます。上記の「クラシック・コレクション」に関しても、1600万部を仮に500円で売れたとしたら、それだけで80億円もの売上があったわけですしね。

 そして、パートワークのタイプに関しても簡単に整理をしておくと「コレクション型「組み立て型」「マガジン講読型」「スキル習得型」の4タイプがあり、その中でも最近の主流でCMなどで耳にする機会が多いのは「コレクション型」と「組み立て型」ですね。

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