維新・大阪府政、平成31年度に25億円、裁量的な社会保障関連経費を削っとるやないか!
独自色が出せる裁量的経費を、昨年度より25億円も減らして、「もっとも力入れてる」てどーゆーことやねん!
あえて言えば、「維新は福祉・医療の投資を2%カット」「もっとも力を抜いています」やろ。
もういっかいチラシ↓見ときます?「ファクトチェック1」のとこです。
ちっちゃく、「(前年度比 190億円増)」、だと? だから、
全額、義務的経費だっつーの。
「義務的経費」メインのものを24%だと誇り、しかも「裁量的予算」は減額している。
これがファクトチェック1の結果でした。
大阪の介護現場では、2025年の介護人材不足3.4万人という喫緊の課題に対して、圧倒的な投資が行われないと持たないところまで来ているのに、この
介護予算について、大阪府は予算を各事業2割から5割に大幅にカットしました。私は
予算の復活を求めて署名活動をしましたが、府議会では予算カットは問題にされず、維新の府議と府理事者のごまかしの議論しかありませんでした。
ファクトチェック1はフェイクと結論づけられました。
では次に、ファクトチェック2の「教育」を見ていきます。
ちょっと時間がなくて、読みやすいための推敲ができませんでしたが……
【ファクトチェック2】大阪維新の会は教育予算にもっとも力を入れている?
●教育予算は「もっとも力を入れている」と言えるのか
さっきは、義務的経費の割合によってフェイク性を示しました。
今度は、ここでは、「他府県と比べてどうか」「過去の大阪府と比べてどうか」についてチェックします。
まず、「他府県と比べてどうか」(図⑤)。
図⑤:都道府県別・予算に占める教育費の割合(総務省・平成29年度都道府県決算状況調(第5表 目的別歳出内訳)から作成)
大阪府の比率は全国平均以下で、33位でした。
「もっとも力を入れている」とは言えなさそうだ。
次に、「過去の大阪府と比べてどうか」(図⑥)。
図⑥:大阪府の教育予算の推移(2007年からの推移)(財政ノート(平成30年9月)[1] 大阪府の財政状況 3.決算額の推移)(普通会計)(3) 歳出決算額(目的別)から作成
橋下知事が就任する前の2007年と比べると、教育予算は2016年度で657億円も減っています。
教育予算の大半は、小中学校の教員の人件費ですから、学校の統廃合や教員の人件費カットが影響しているでしょう。(2017年の大幅な減少は、教育予算を政令市(大阪市と堺市)に付け替える法改正のためなので、無視してます)
いずれにせよ、平成31年度予算の約5,500億円という数字では、「もっとも力を入れている」とは言えません。
【ファクトチェック2結論】
「もっとも力を入れている」とは言えず、ファクトではありませんでした。
むしろチラシに小さく書いてある「教員人件費を除く教育費」というのが、「教育人件費を減らした」事実の伏線としては、意味をもつでしょう。
⇒「維新は、教育人件費を減らすのに、力を入れています」が正解!