痴漢に巻き込まれたら最低コレだけかかる!元冤罪被害者が語るその金銭事情

 痴漢に間違われたら人生終わる……と考えている人は多いだろう。通勤や帰宅時、ラッシュアワーに揉まれていると、突如、 「痴漢です!」  と被害者(と名乗る相手)に腕を掴まれてしまう。

photo by Dick Thomas Johnson

 その後は駅員室に連れ込まれ警察官に逮捕されてしまい拘留起訴(不起訴)となる。その経緯についてはこれまでにも述べてきたが、万が一、会社や家族にバレれば無事では済まない。恐怖のあまり逃亡を企てたりする人の心理もわからないではない。  しかし、痴漢事件によるダメージは、社会的な信用や家族との絆だけではない。経済的にも大きなダメージを受けるのである。具体的にいくらくらいの出費が予想されるのか?“事件の終わり方”によってさまざまだが、今回はそうした経済的な損失について紹介しよう。  筆者は痴漢の疑いを掛けられ、写真撮影や指紋採取までされたことがある。これは筆者の体験や取材に基づく事実である。本稿では、ただ事実を淡々と説明するにとどまる。法的なアドバイスについては専門家の意見を参考にしていただきたい。
次のページ
痴漢事件の終わり方は人それぞれ
1
2
3
4
痴漢に間違われたらこうなります!

痴漢冤罪とどう戦うか!?

バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会