防衛通信衛星「きらめき2号」、打ち上げ成功。防衛省が初めて衛星を持つに至った経緯と重要性

鳥嶋真也

Xバンド防衛通信衛星「きらめき2号」を搭載したH-IIAロケットの打ち上げ Image Credit: nvs-live.com

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2017年1月24日の夕方、防衛省の防衛通信衛星「きらめき2号」を搭載したH-IIAロケットを、鹿児島県にある種子島宇宙センターから打ち上げた。安全保障に関わる衛星の打ち上げであるため、ロケットがどのように飛行したかは明らかにされていないが、三菱重工業らによると、衛星を予定どおり分離して所定の軌道に投入し、打ち上げは成功したという。
 26日現在、衛星の状態は正常で、このあと最終的に運用を行う静止軌道という場所へ向けて移動を始め、3月ごろから運用が始まる予定となっている。

「きらめき2号」は防衛省が導入する通信衛星で、自衛隊の艦船や航空機、部隊などの活動において、通信を行うことを目的としている。防衛省が独自に衛星を保有するのは今回が初となる。なぜ防衛省はこれまで独自の衛星をもっていなかったのか、そして「きらめき」の重要性はどこにあるのかついて紹介したい。

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「平和目的」の意味の変化
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