数年前までは草むらで公式試合を行っていたフィリピンサッカー、人気低迷続く中プロリーグの再建を目指す

外国人枠規制の緩和が急務

 低迷が続くフィリピンサッカーリーグであるが、その大きな理由となっているのが外国人枠規制である。  以前は外国人枠の規制はなかったが、3年前に規制がかかった。フィリピン人選手の出場機会およびフィリピン代表チームの強化を目的として制定されたルールであるが、その思惑とは裏腹にリーグのレベルダウン、チーム数減少とマイナス面ばかりが目に付く。実際、リーグ下位チーム群になるとWFL(Weekend Football League)という社会人リーグ2部のチームでも勝ててしまうレベルとなっており、プロリーグ内でも格差がかなり大きいようであった。逆に言えば外国人規制で行き場を失った外国人がWFLに流れ込み、WFLのレベルが上がったという見方がより正確かもしれない。  このように集約されていった結果が、来期のトップリーグ(PFL)が6チームという構成へとつながった。今後、どのようにフィリピン国内リーグを盛り上げていくのか注目が集まる。 【田中 洋兵】 1987年、埼玉県上尾市出身。小学校から高校までサッカーを続け、埼玉県代表として冬の全国高校サッカー、インターハイ、高円宮杯に出場。最高成績はベスト16。大学時代にフィリピン留学を経験し、日本での社会人経験を経て、2012年にフィリピンに舞い戻る。翻訳および人事を専門としながらフィリピンでもサッカーに勤しむ。常夏の気候の下、毎日のんびりと生活をしている。 【アジアサッカー研究所】 東南アジアを中心としたアジア新興国と日本およびアジアの国々のさらなる発展のために、各国の取り組みをリサーチし、関係者に共有し、さらなる価値を創造していくことを目的として、人材開発とコンサルティング分野など、日本とアジアのサッカー交流を加速させるプロジェクトとして活動している。http://ja.ifaf.asia/
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