数年前までは草むらで公式試合を行っていたフィリピンサッカー、人気低迷続く中プロリーグの再建を目指す

「ホームなのにアウェイになる」辛酸

 2010年に遡るが、フィリピンがホーム、インドネシアをアウェイとして国際試合を行う機会があったが、当時フィリピンには数万の観客を収容できるスタジアムがなく、ジャカルタ遠征を余儀なくされた。そこで9万人の熱狂的なインドネシアサポーターの前で圧倒的なアウェイ環境の下試合が行われたのである。  まだまだフィリピンでのサッカー熱は多少火がついた程度で、観客を100-200人集めるのが厳しいというのが現状であるが、フィリピン政府は他国と肩を並べるべくワールドクラスのスタジアム(7万5千人収容)建設を提案している。  予算は3億円ペソ、およそ7億1500万円である。これにより更なるサッカーファン・選手が増え、ユース年代のサッカー選手に夢と希望を与えるという狙いがあるとのことだ。私見を述べれば、多くのスタジアムを作ってサッカーファン・選手が増えるのであれば、ここ4-5年でスタジアムを建設しサッカー環境が改善されたにもかかわらず自国プロリーグ「United Football League」(UFL)のクラブが徐々に減っていっているのはなぜだろうかと疑問に思う。フィリピンでのサッカー人気を向上させるにはやはりUFLが牽引する必要があるだろう。
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チーム減少の背景には財政難
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