数年前までは草むらで公式試合を行っていたフィリピンサッカー、人気低迷続く中プロリーグの再建を目指す

日本人オーナー率いるフィリピンのサッカーチーム「JPヴォルテス」

 フィリピンでスポーツといえば、バスケットボールが圧倒的人気を誇るが、サッカーも徐々に人気を伸ばしてきている。  サッカー人口もアマチュアレベルでは徐々に増えつつあり、一般の人に開放されているオープンプレイ(日本で言う個サル的な類)も昨年に比べると非常にたくさんの人が集まりサッカーが盛んになってきていると感じる。最近ではアマチュアの男女を対象としたトレーニング教室やクラブなんかも人気が出始めており、先日Fox Sports Asiaという番組でも特集されたほどだ。  4-5年前までは、でこぼこの土のグランドであったり、整備のされていない芝なのか雑草の集合体なのか分からないようなところでのサッカーの試合を行わなければならなかった。  これはアマチュアもプロも同じ状況で、そのような環境で試合も練習も行われていた。しかし今となっては公式サイズではないものもあるものの、人工芝のスタジアムの建設が続々と進み、日本と大して変わらない環境でサッカーができるまでに改善された。今年フィリピンとミャンマーで共同開催されたスズキカップでは、フィリピンはタイ、シンガポール、インドネシアを自国に招き国際試合を行っている。
次のページ
国際大会のホストを務めるまでに成長
1
2
3
4
5
6
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会