中高一貫私立でレベル無視して「検定外」教科書がもてはやされる背景――江藤貴紀「ニュースな事情」
2016.06.22
ガジェット通信)
だが一方で、普通の公立中学ではおめにかかることのない、「検定外教科書」というものが現在の私立中学で幅広く使われていることはご存知だろうか。(参照:Wikipedia)
教科書検定については、主に社会科を中心として左右イデオロギー対立の争点となったり、またいわゆる「学力低下論争」でも、その内容について、様々な評価がある。が、それは一旦おいておこう。
ともかく、一部というかかなり多くの私立中高一貫校で文部科学省の検定済み教科書は、「用済み」とみなされて、授業は完全に検定外教科書で行われている。「検定外教科書」の、代表例が体系数学である。
少し前のはなしになるが、今年の春から使われる英語検定済み教科書「NEW HORIZON」のイラストがとても可愛らしい(いわゆる「萌え系」に見える)とネットで話題となった。(参照:
『亡国の中学受験~公立不信ビジネスの実態』 公立不信をあおる受験産業と結託した、私立中高一貫校の実態を白日の下にさらす。 |
ハッシュタグ