先端企業は気付いている、「何もしない時間」の重要性

現代人が「仕事の鎖」から逃れられない要因

 英「エコノミスト」誌が運営するサイト「1843」の記事『The end of rush hour』(5月20日)では、まず社員を仕事にしばりつけておく構図を、こう分析する。 <ご存知の通り、現代のサラリーマンを仕事漬けにしてまう最大の要因はIT技術の発達である。仕事はもはや職場だけでこなすものでなく、どこにいて何をしていようとおかまいなしで、日常生活に入り込んで来る。>  加えて、ツイッターやフェイスブックなどで更新される情報を目にする限り、脳は休むことなく反応し続ける。秒単位で繰り返されるショートメッセージのやり取りに、必要以上の反射神経を働かせてはいないだろうか。  こうして私たちは常に“何かに関与させられている”のである。しかし、それこそが企業の生産性を損なわせるリスクとなっているのだ。
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根をつめたところで問題は解決しない
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