新100元札発行から半年。偽札溢れる中国はどう変わった?
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新札発行から半年経った現状はというと、銀行の窓口で1万元受け取ると100枚中15から20枚ほど新札が混ざるようになっている。これだけなら日本での新札登場時とあまり変わらないが、ビジネスにも影響しそうな中国特有の事情に起因する問題も発生している。
2015年11月12日に新しい100元札が発行されてから半年が経過した。10年ぶりの刷新となった新札は、1、5、10、20、50、100元と6種類の人民元紙幣が流通する中で、100元札のみが新しくなったことになる。
100元札のみが新しくされた理由の1つは、市場に溢れる偽札対策だ。中国の偽札は、ほぼ100元札のみに集中しており、50元以下の偽札は存在しないに等しいからだ。
新旧札をぱっと見た感じでは、デザインに大きな変更点はないように思える。しかし、よく見るとホログラムなど細かな点が変更されていることが分かる。さらに、両札を重ねると若干ではあるが新札のほうが大きくなっている。
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