北朝鮮で平壌マラソン開催。制裁強化でも外国人参加者急増

配布された日本語の平壌マラソンコース案内(pico-chan提供)

北朝鮮ならではの「決まり事」も

 また、Yさんによると他国のマラソン大会では考えられないような北朝鮮ならではの決まり事もあったそうだ。 「最初のスタジアムでの開会式は全員、長袖長ズボン着用で、更衣室もないので、各自フィールドで脱げるように上に着込んでいました。スタート後は、スマホの装着は認められているも、ランナーによるスマホやデジカメでの撮影は一切禁止でした。これは他国では有り得ないですね。さらに競技中のシャツにも規定があり、ロゴマークの大きさが事細かく決められていました。海外の大会だと仮装したり、目立たせるために派手なシャツを着て走る人も多いのでこれも意外でした」  レース後、ガイドから「日本人の皆さんはちゃんとルールを守ってくれてありがとうございます」と感謝されたそうだ。なんでも走りながら撮影する違反者が続出だったそうで、違反者はゼッケンを控えられて、注意や写真のチェックを受けたようだ。ガイド曰く、中国人ランナーの違反者が多かったとのこと。
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ツアー代金は20万円以下
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