タイのドックショーで日本人ブリーダーが活躍! タイから世界に挑戦

吉田さんご一家と泰国吉田犬舎のエースであるマナーオ

在タイ日本人ブリーダーも登場

 そんな中で、犬と暮らすことがあまりにも性に合って、ブリーダーになってしまった日本人がいる。バンコクからおよそ130キロにあるラーチャブリー県に暮らす吉田悠希さんだ。現在は、南国にも関わらずタイ人に大人気のシベリアンハスキー、タイでかなり珍しい秋田犬、それからタイ固有犬種のバンゲーオを育てる「泰国吉田犬舎」を運営している。南国タイの犬舎だけに、当然エアコンが完備されている。  タイには2種類の固有種があり、背中に逆立つ毛並みがあるタイ・リッジバッグと、吉田さんが飼うタイ・バンゲーオがいる。 「タイ・バンゲーオの特徴は長い毛足と多彩な模様です。発祥は北部ピサヌローク県の寺院『ワット・バンゲーオ』です。住職が飼っていた犬たちと周囲の森に生息していたジャッカルや狼との交配で生まれたのがタイ・バンゲーオとされています。性格は飼い主に忠実で知能も高いですし、豊かな感情表現をするところがタイ・バンゲーオの魅力です」  そんなバンゲーオをなぜ吉田さんは飼い始めたのか。 「妻と飼い始めた犬がたまたまバンゲーオだっただけというのが理由です」  タイ人の妻が偶然自宅に招き入れた犬がバンゲーオだったことで、犬を育てることのおもしろさに目覚め、独学で犬に関して勉強しブリーダーへと転身した。そして、そのころから飼っているバンゲーオのマナーオ(3歳)と、その後日本から連れてきた秋田犬の鳴海(なるみ、2歳)をショー・ドッグとして大成させた。
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タイのドッグショー界で一目置かれる存在
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