グラント博士が参加者の営業成績を記録したところ、3か月後の結果は以下のようになりました。
1位:両向型 2位:内向型 3位:外向型
なんと、両向型がダントツでトップ! 具体的には、内向型より24%ほど成績が良く、外向型と比べた場合は32%も売上げが高かったとか。一般的なイメージに反して、外向的なキャラはビジネスに不向きなようです。
こういった差が出た理由について、博士は次のように書いています。
『第一に、外向型のセールスマンは、客よりも自分の視点で物事を考えてしまいがちだ。売り込みには自己主張と情熱が必要だが、それはあくまでも顧客の興味や価値観にもとづいている必要がある。(中略)第二に、外向型のセールスマンは、顧客に悪い印象をあたえる傾向が強い。商品の価値を情熱的に語るほど、客からは自信過剰で興奮しすぎだと思われてしまうのだ』
要するに外向型のキャラは押しが強く、客が引いてしまうケースが多いというわけです。
いっぽうで両向型は、外向と内向の性質をあわせ持っているため、状況に応じた自己主張ができるのがポイント。2つの性格のいいとこ取りができるようです。