ビジネスで成功しやすいのはバランスのとれた両向型!?
とかく外向的な性格がもてはやされる昨今。積極的に人と接することができ、自己主張もうまい外向型パーソナリティは、ビジネスの世界でも有利だと思われがちです。
が、それは大きな誤解。実は、外向的な性格の人ほどビジネスが下手だというデータがあるのです(1)。
実験を行ったのは、ペンシルバニア大学のアダム・グラント博士。日本でも「GIVE&TAKE 『与える人』こそ成功する時代 」の著者として有名な人物です。
グラント博士は、まず340人のセールスパーソンに性格テストを行い、参加者を「外向型」「内向型」「両向型」の3タイプに分けました。
「両向型」とは、外向型と内向型のちょうど中間にあたる性質を持ったパーソナリティのこと。定期的に友人と飲み会を開くぐらいの社交性を持ちつつも、町中で知り合いを見かけても積極的には話しかけないレベルの人見知り、といったイメージです。
さて、グラント博士が参加者の営業成績を記録したところ、3カ月後の結果はどうなったでしょうか?