レスターを初優勝に導いたラニエリ監督が語った言葉

レスターの元で夢を掴んだ「雑草」たち

 レスターでプレーしている選手は、大きなチームで不要とされた選手や他の小さなチームから移籍した選手から構成されている。1986年から現在までイタリア、スペイン、英国、フランスと小さなクラブから名門チームまで15チームの監督を勤めたラニエリはそれを充分な程に良く知っていた。  2~3年前まで、チームの大半の選手は3部か4部リーグにいた選手だ。  主力のバーディー選手はアマチュアサッカー出身で工場で働いていた。カンテー選手は3部リーグでプレーしていた。マーレッツ選手は4部リーグの選手だった。岡崎もまた、Jリーグの清水時代は評価が高い選手ではなかった。  そんな雑草たちを、出身国のメディアにも「時代にそぐわない監督」とされたラニエリが率いて勝利したのである。  チェルシーとトッテナムの試合が2-2の引き分けとなり、残り2試合を残してレスターがリーグ初優勝となった。ラニエリ監督はチェルシーのヒディンク監督にお礼の電話を入れたという。この二人の監督が共通しているのは二人とも嘗てバレンシアチームの監督を勤めたことがあるということである。二人ともバレンシアでは良い実績を残しているのもまた、筆者としては感慨深い事実である。 <文/白石和幸> しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
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