被災したバーの常連客が立ちあげたクラウドファンディング
また、火元となった建物の1階に入っていたバー「流民」の常連客が、クラウドファンディングサイト「GREENFUNDING」で支援プロジェクト「
やけどを負ったゴールデン街に愛の手を」を立ち上げ、現在も支援を募集している。5月3日の時点で88人、72万1000円を集めていることからも、多くの人がゴールデン街の復興を願っていることがわかる。
再開発計画などに負けずに、またゴールデン街として復活してもらいたいものだ。
そうした支援の手が集まる一方で、今回の火災で、ゴールデン街の店主たちから出たこんな声もある。
曰く、「消火活動中なのに映像を撮りたいからと狭い路地に入り込んで道を塞ぐカメラクルーの姿に憤りを感じました」「店の対処で忙しいのに火事の映像を撮ってないかと聞いてくる報道陣がうっとおしかった」「陰謀論や憶測で火災原因などの噂を流されるのは迷惑」「面白半分でくわえ煙草で規制線の中に入ろうとする野次馬に腹が立った」……。
メディアや野次馬への批判の声も多く聞かれたのだ。
熊本地震においても同様の問題が起き、批判の声が挙がったが、これをきっかけに我が身も含めてメディアの在り方も考える必要があるだろう。
<取材・文/HBO編集部 >