新宿ゴールデン街火災から見えてきたこと

火災から3週間が経過して新たな試みも

 出火直後には、各飲料メーカーの担当者と酒屋が、「近火御見舞」と書かれたタオルや飲料などを持って店を回る姿がみられた。  街は徐々に活気を取り戻しつつあるが、全焼した店舗と隣接する店舗では、現在も「進入禁止」の規制線が張られたままで営業再開の目途はたっていない。  しかし、ここは幾多の火災(記録では昭和60年以来8回)や再開発計画による地上げ闘争を乗り越えてきた(参照:「日刊SPA」)ゴールデン街。街ぐるみで被災店舗への支援活動を始めている。  もとはゴールデン街を身近に感じてもらおうと始められた「新宿花園・ゴールデン街 春の桜まつり」。今年は4月17日に決定していたが、直前の火災で一時開催が危ぶまれた。しかし、三光商店街振興組合理事長で自身も2軒の店を被災した石川雄也氏の「災害に負けず、スタッフ・お客さんみんなで盛り上げていきましょう」という声をもとに決行。156店舗が参加し、これまで以上に賑わいを見せた。そしてカンパによる「チャリティBAR」と「募金箱」(熊本地震募金も同時に実施)で合わせて約220万円が集まった。
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クラウドファンディングで支援募集も
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