新宿ゴールデン街火災から見えてきたこと
2016.05.04
東京・新宿歌舞伎町のゴールデン街で起きた火災から3週間が経過した。東京地検は火元となった飲食店の建物に侵入した罪で66歳の男を起訴。調べに対し、男は「金になる物がほしくて入ったがなかったので出てきた」と供述している。これまでのところ出火原因は特定されておらず、「電気配線がショートするなどして火が出た可能性は低い」(警視庁)としながら、男の当時の行動と火事との関連についても調べている段階だ。
この火事では、消防車やヘリなど40台が出動し、歌舞伎町の約500世帯が一時停電。合わせて3棟(10数軒)が焼け、60代の女性が軽いけがを負った。
ゴールデン街といえば、せまい路地に約260軒のバーや居酒屋がひしめき合う地域。昔ながらの客に加えて、最近では昭和のにおいを感じられる観光名所として若者や外国人観光客も多く、この火災も出火直後からニュースや個人のSNSでも話題が集中した。
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