監視カメラ王国へ爆進する中国。防犯・監視の両面で活用が進む

中国の民間企業やマンション内で多く利用されるタイプの監視カメラ

監視される側としてはわりと無頓着な中国人

 監視カメラ王国への道をひた走る中国だが、果たして監視される中国人たちはどう思っているのか、数人へ聞いてみるも気にしていない人が多い。むしろ監視カメラの設置が進めばより安全、安心につながるので歓迎する人が多数派のようだ。  この反応の背景は、一般的な日本人と比べてプライバシーや個人情報流失に対する意識の違いにある。日本人と比べ中国人はそれらの意識が全体的に低いことが関係している。そのため、政府も民間企業もあまり反対されることもなく監視カメラ設置を進めることができる。  さて、中国での監視カメラが、現在のペースで増え続けると監視カメラ王国イギリスを中国が追い抜く日は遠くない。その時、中国がどのような社会となっているのか、日本も他人事ではない。 <取材・文・撮影/我妻伊都(TwitterID:@Ito_wagatsuma
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