監視カメラ王国へ爆進する中国。防犯・監視の両面で活用が進む

多過ぎだろ! と言いたくなるほど.監視カメラがずらりと並ぶ中国の国際空港

 監視カメラ大国として知られるイギリスを中国が猛追している。2014年11月13日に、セキュリティ関連ソフトウェア開発の「エフセキュア」(フィンランド)が発表したリポートによると、イギリス全土に監視カメラが約590万台あり、人口換算で11人に1台に相当し、世界一の監視カメラ王国と言われている。 (参照:レポート「隠すものがなければ、恐れることは何もない?」日本語版 PDF)

ロンドンの地下鉄で設置されている監視カメラ

 そのイギリスを追いかける存在が中国である。2015年10月15日のTBS報道によると監視カメラは全土で2000万台を超え70人に1台と急増している。ちなみに日本は、全国で約300万台、43人に1台となっている(参照:「防犯カメラ、日本に300万台 捜査にどう役立つの?」 2012年7月9日・日本経済新聞)。
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驚くほど精度があがったカメラで防犯・監視が行われる
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