チャゲアス・ASKA氏(?)が主張する「盗聴&盗撮」アプリは「妄想」とは決めつけられない!

 違法薬物に手を染めてしまった国民的デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA氏。その背景には、激務や周囲のプレッシャーはもちろん、被害者を心理的に追い詰める盗聴被害があったとASKA氏本人が語ったとされるブログ(現在は削除、真偽は不明)が、話題となった。  これを、単なる「ヤク中の妄想」で片付けるのは早計だ。ワイヤレスでコントロールできるスマートフォンが普及した今、誰もが盗聴や盗撮の被害に遭う可能性は否定できなくなっているのだ。  そこで、なぜ携帯電話やスマートフォンが狙われ、どのような被害が発生しうるのか。そして、被害に遭わないための対処法を紹介しよう。

盗聴器はスマホに仕掛けるのが主流に!

 盗聴や盗撮といった、他人のプライベートを覗き見てしまう行為は、今に始まったことではなく、昔から行われている行為だ。  従来は、盗聴器や盗撮カメラなどの機器をターゲットの生活圏内に仕掛けるというのが基本的な手口だったが、機器を購入して設置するといった手間がかかってしまうことに加え、盗聴発見器による除去リスクもある。加えて、盗聴器は一般的に微弱な電波を使って盗聴した内容を送信する仕組みを持っているため、設置した場所に近づかなければ受信できないといったデメリットもあった。
盗聴アプリ_盗聴器

従来の盗聴器は、置物や時計、電卓といった幅広いグッズに仕込まれていることがほとんど。家庭用コンセントに直接仕込むことで電源を確保しながら半永久的に盗聴、盗撮できるタイプもある。

 そこで着目されたのが、携帯電話を使った盗聴だ。2000年代初頭から携帯電話が本格的に普及し始めると、それに伴って携帯電話を狙った盗聴プログラムが出現した。携帯電話は、電波を使って通信するといった性質を持っているため、必ずしもターゲットの近くにいる必要もなく、世界中どこからでもアクセスできてしまうのが怖いところ。  さらに近年は、手軽に導入できるアプリによって端末を制御するiPhoneやAndroidなどのスマートフォンが普及したことで被害は増加の一途を辿っている。
盗聴アプリ_盗聴発見器

据え置き型の盗聴器は、基本的に電波を使って会話の内容や映像を送信しているため、盗聴発見器を使うことで探し出すことができる。

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ASKA氏が被害を訴えたと言われる「Flexispy.A」「SpyPhone」とは?
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