統計とIHME予測を見てきてわかった、本邦統計の「異常」。そして浮上した日本発変異株発生の可能性
ワクチンの接種状況比較からわかる日本の遅れ
日本発E484K変異株の発見
変異株の発表です。
— 倉持仁 (@UCiS7MEgWj6L7cV) March 11, 2021
今までにない変異かもしれません。
遺伝研川上先生、結果をツイートお願いいたします。
倉持先生とは昨年来、共同研究の体制を構築してきました。
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) March 11, 2021
新しい結果が出たので、これまで応援して下さった方たちにシェアします。論文形式で記載しますね。
[方法]検体からRNAを抽出し、S蛋白質遺伝子特異的プライマーによるRT-PCRを行い、得られた約500bpのDNAの塩基配列を決定した。↓
[結果]6検体を解析した。1月に採取された5検体のS遺伝子は従来型であったが、最近採取された1検体はE484K変異をもっていた。南アフリカ株はE484K以外にN501Y、K417N変異をもつことが知られているが、この検体由来のS遺伝子はN501Y、K417N変異をもっていなかった(下図参照)。↓ pic.twitter.com/ZQmCdMrIYM
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) March 11, 2021
下の図は、私たちがDNAの塩基配列を解析する際によく使う波形の図です。矢印が示している、1塩基の変異(GからAへの変異)が、遺伝暗号を変化させ、アミノ酸のE(グルタミン酸)からK(リジン)への変異を引き起こします。↓ pic.twitter.com/p8oeZLh7ei
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) March 11, 2021
[考察]今回インターパーク倉持呼吸器内科で見つかったE484K変異株は、英国株(B.1.1.7)、南アフリカ株(B.1.351)、ブラジル株(P.1)とは異なる。慶應大の報告(https://t.co/34LSbbNN3E)、あるいは厚労省の報告(https://t.co/uAsXLdYeUo)と同一か?は、全ゲノム解析により明らかになるであろう(進行中)。↓
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) March 11, 2021
川上・倉持共同研究にて、E484K変異を持つSARS-CoV-2変異株が発見されました。これは、データベースと照合する限り、本邦独自株の可能性があるとのことです。現在全ゲノム解析中とのことです。 “ インターパーク倉持呼吸器内科で採取された、この検体以外の新たな4検体の結果は明日出る予定ですし、変異株の全ゲノム配列解析の結果は今週中には出ますので、さらに確かなことが言えると考えています。@UCiS7MEgWj6L7cV”(川上博士のツイート)この変異株が、どのくらい拡がっているか?も、さらなる追跡、解析が必要。日本国内で誕生したものか?については今後の解析で明らかにできると考えます。
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) March 11, 2021
[謝辞]井ノ上先生、光永先生、白木博士(遺伝研)
ここまで//
質問がありましたら、可能な範囲で答えます。
ウィルスは、人に感染することで常に変異を生じており、ワクチン・抗体抵抗性があり生存性の高いE484K変異を持つ株が選択的に発生することはやむを得ないのですが、同一地域で採取された5検体中3検体がこの変異株ということに注目せねばなりません。川上博士によると1月の検体は5検体中5検体が在来株だったとのことです。 筆者は、有志が厚労省発表資料を基に作成、公開している“国内変異株患者の確認状況”によってB.1.1.7(英国株)は、既に国内でエピデミックを発生していること、B.1.351(南ア株・E484Kあり)は、市中感染が始まっているであろう事、P.1(ブラジル株・E484Kあり)も国内侵入が疑われることは把握してきましたが、情報の透明性が極めて低く、深く憂慮してきました。 そのような中で、n=5ではありますが、60%の確率で臨床検体中から本邦独自と疑われるE484Kを含む変異株が発見されたことは、重大な懸念材料となります。 “ 5検体中3検体がE484K変異でした。かなりの高頻度です。E484Kは免疫逃避型変異と呼ばれ現ワクチンの効果を減じる可能性があります。感染性、重症化等についてはよくわかっていません。変異は静かに拡がっています。検査、モニタリングで陽性者を保護し感染拡大を防がねばなりません。@UCiS7MEgWj6L7cV”(川上博士のツイート)インターパーク倉持呼吸器内科で採取された、この検体以外の新たな4検体の結果は明日出る予定ですし、変異株の全ゲノム配列解析の結果は今週中には出ますので、さらに確かなことが言えると考えています。@UCiS7MEgWj6L7cV https://t.co/GHTFnjJxR2
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) March 14, 2021
このような重要研究が個々人の努力のみに依存し、重要情報が、Twitterによる私的公表に留まる様では、とても闘えないなという深い憂慮を抱きます。 ◆コロラド博士の「私はこの分野は専門外なのですが」新型コロナ感染症シリーズ43:第四波エピデミック(4) <文/牧田寛>5検体中3検体がE484K変異でした。かなりの高頻度です。E484Kは免疫逃避型変異と呼ばれ現ワクチンの効果を減じる可能性があります。感染性、重症化等についてはよくわかっていません。変異は静かに拡がっています。検査、モニタリングで陽性者を保護し感染拡大を防がねばなりません。@UCiS7MEgWj6L7cV https://t.co/cdNinV3RwR pic.twitter.com/wpU3jIueXA
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) March 15, 2021
『日本を壊した安倍政権』
2020年8月、突如幕を下ろした安倍政権。
安倍政権下で日本社会が被った影響とは? |