ステーキ会食をしていた二階俊博自民党幹事長(時事通信社)
新型コロナウイルスに年末年始はなく、学校や会社が休みになっても猛威を振るい続けています。
大晦日には1日の新規感染者数が全国で
4519人となり、東京だけで
1337人となりました。既にあちこちで
医療崩壊っぽいことが起こっていて、救急搬送がたらい回しにされる事案が多発。産気づいた妊婦さんが自宅待機させられるようなことまで起こり始めています。
今こそ政治家の皆さんが、感染を食い止めるための策を打たなければならないのですが、悲しいことに日本の政治家の少なくない数が新型コロナウイルスに対する
危機感ゼロ。全国で「議員による宴会・会食祭り」になっています。それもこれも、今日の今日まで政治に関心を持たなかった結果、僕たちが仕事のできない人間を当選させてしまったからなのですが、現状、政治家の皆さんが何をしているのかを知っていただきたいと思い、今日まで政治家の皆さんがやってきたことをまとめました。
大変な批判を浴び、国民の皆さんにお詫びをした
菅義偉総理大臣や
二階俊博幹事長が参加しての
ステーキ会食。
俳優の杉良太郎さんや、プロ野球界のレジェンド・王貞治さんら8人が参加して、銀座の高級ステーキ店で会食をしたのが12月14日です。この日は、年末の「
GoToトラベル」の一時停止を発表した時で、新型コロナウイルスの感染が止まらないのでキャンペーンを中止すると言った夜に、実は、みんなで集まってメシを食っていたという話です。その後、二階俊博幹事長はテレビ番組に出演し、ステーキのことを問われると逆ギレ。「
目的を持って会食をしているんだから問題ない」とキレる中高年さながらに開き直っていました。
「国民には『みんなで会食するな』って言っておきながら、自分たちは会食してもいいのかよ!」と、当然の理由で批判され、
菅義偉総理大臣が陳謝したのが12月16日。その翌日には
尾身茂会長が改めて「5人以上の会食は自粛してください」と呼び掛けたのですが、まさに尾身茂会長が呼びかけていた17日、今度は
橋本聖子オリンピック・パラリンピック担当大臣が、
6人で寿司を食いに行っていたことが発覚しました。
橋本聖子さんいわく、最初は3人で寿司を食っていたのだけど、あとから3人が合流してしまったばっかりに6人になってしまったということですが、
週刊文春によると、会場となった
四谷の高級寿司店は貸し切られていたというので、お寿司屋さんで偶然出会ったわけではありません。つまり、菅義偉総理大臣が怒られているのを見ても、何とも思わなかったということです。こんなことで、今年、東京オリンピック・パラリンピックは開催できるんでしょうか。