大臣から国会議員、知事、地方議員まで…コロナ禍で国民に忘年会自粛を呼びかけつつも、会食しまくっていた人々

80歳の竹本直一議員が政治資金パーティーで感染

 ハンコの文化を大切にするハンコ議連の会長なのに、IT担当大臣になったことでお馴染みの竹本直一さんの後援会事務所が、12月18日に大阪市内のホテルで約80人が参加する政治資金パーティーを開催。忘年会を兼ねてアルコールも提供されたそうです。竹本直一さんは、このパーティーそのものには参加していないそうですが、ホテル内の別室で約1時間の勉強会を行い、国政報告の講演もしていたそうです。  その結果、80歳の竹本直一さんをはじめ、3人の秘書が感染。幸いにも、竹本直一さんの症状は軽いということですが、なんてったって80歳です。みんなで集まって酒を飲むような会合を開き、そこに出入りをしていた人が事務所に来れば、何が起こるのかぐらいはわかるはずです。  年老いた大将にまで新型コロナウイルスを感染させる最悪の事態で、政治家のみならず、政治家を支える秘書の認識まで甘いのですから、「政治家界隈、全員危機感なし」ということだと思います。なんという地獄でしょうか。

埼玉県議会の自民党議員団が打ち上げ

 今年は忘年会や新年会をやらないでくださいと言っておきながら、埼玉県議会の自民党県議団約30人が、12月18日の夜、さいたま市内のホテルで打ち上げをしていたことがわかりました(参照:朝日新聞)。  埼玉県では15日から新型コロナ対応の特別措置法に基づき、「会食や飲み会は4人以下」でやるように県民に要請している真っ最中でしたが、まさかの県議会議員が約30人で打ち上げをする始末です。   まさに12月の定例会が終わり、みんなで「おつかれちゃーん!」ということで行われた会合だったわけですが、県議たちの言い訳としては「三々五々、食事をして帰ってもらう段取りだった」ということでした。それならホテルでやる必要はないし、各自で弁当でも食ってもらった方がよっぽど安全なわけで、円卓に座って中華料理や酒が振る舞われたということなので、それはもう完全に宴会です。
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西尾市の自民党議員団はコンパニオン忘年会
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