「トランプ米大統領支援集会・デモ実行委員会」によるデモ(11月29日)
バイデン氏当確以降も日本で繰り返されるトランプ応援デモ
アメリカ大統領選挙では、12月14日にバイデン氏が正式に過半数の選挙人を獲得し、事実上、当選確実となった。1月6日に連邦議会で投票結果の承認が行われ、バイデン氏が大統領に就任することになる。
しかしそれでもなお、トランプ大統領を支持するデモが繰り返されている。しかも日本で。いったい、どのような人々なのだろう。
以前本サイトでリポートした首相官邸前でのトランプ支持集会があったのは、11月15日。主催団体の中には、
統一教会(現正式名称は世界平和統一家庭連合だが、便宜上「統一教会」と呼ぶ)の分派であるサンクチュアリ協会の関係者が関わっていた。うち一人は、日本統一教会の会長を歴任した
江利川安栄氏(現・サンクチュアリ協会会長)だ。
この集会では、
「JAPAN LOVES TRUMP」「不正開票を許さない! STOP STEAL」などのプラカードを掲げた12人の集団が、「中国共産党を終焉させることができるリーダーはトランプ大統領しかいません」などと演説した。
同様の集会は12月24日にも首相官邸前で行われている。実質的にサンクチュアリ協会による集会だったのか、他の宗教勢力や保守団体との混成なのかはわからなかった。中国系・韓国系とおぼしきアジア系の参加者が目立ったが、それが
法輪功等の関係者なのか、サンクチュアリ協会(韓国日本部を置く統一教会からの分派なので、韓国系の人がいても何ら不思議はない)関係者なのかはわからない。