もはや、かつてスポーツファンがイメージしていたような「球場のおつまみ」とは別次元のメニューが並ぶ、「クラフトビアーズ オブ トレインパーク」。
アイダホフィンガーステーキも、新たな名物のひとつだ。
「アイダホフィンガーステーキは、
一口大にカットしたアメリカンビーフステーキを、水溶きの衣で揚げたものです。アメリカ・アイダホ州のソウルフードとして親しまれ、指でつまんで食べることができ、
ケチャップや
サルサソース、
タルタルなど
どんなソースにも合う新感覚のB級グルメとして、近年日本に上陸したメニューです。クラフトビールにもよく合う新感覚のおつまみとして提供を始めることになりました」
野球ファンならずとも、目にすれば一口味わわずにはいられないグルメ。さらに、クラフトビアーズ オブ トレインパークには、それに劣らず「映える」スポットも用意される予定だ。
「来年3月を目処に、
トレイン広場には西武鉄道の車両が設置される予定です。一度訪れた方に『
メットライフドームは電車が置いてあるスタジアムだ』と認識してもらい、新しいシンボルとして浸透してほしいと思っています。ただ試合を観戦いただくだけでなく、試合前の時間や試合中の時間を、特に多くの子どもが大好きな電車が設置してあるトレイン広場で過ごしていただくことによって、
体験価値や滞在価値が高まることを期待しています。車体にはラッピングを施す予定です。その他にも皆さまにお楽しみいただけるようなコンテンツ演出を現在検討しています」
前述のとおり、ボールパーク化は今やすべてのスポーツチームが目標とするものだ。どれだけオリジナリティを出せるかが肝となってくるが、
鉄道車両の設置はメットライフドームならではの演出と言えよう。
広々としたスペースでさまざまな組み合わせのメニューが楽しめる
もうひとつの新施設、「グリーンフォレスト デリ&カフェ」では
自分でメニューを選ぶことができる。厳選された新メニューを提供するだけでなく、こうした営業形態も取り入れた理由とは何なのだろう?
「お客様自身でお選びいただくスタイルは、『
お客様にとっての利便性向上』と『
繰り返し楽しんでいただく』ことが目的です。数種類の
コールドデリや
ホットデリからお選びいただくことで、お客様のお好みに合ったお食事をお楽しみいただけると考えております。また、メニューを固定しないことで、デリ単品ごとの入れ替えがしやすくなるため、お客様にとって
選ぶ楽しさを維持できます」
毎回違った組み合わせや、メニューの入れ替わりによって、常に新鮮な体験が味わえるというわけだ。
彩り豊かでヘルシーなメニューも多い
「メニューを決めるにあたっては、『
品質と客層』の2点を重視しました。品質については、類似業態を複数視察したうえで、
球場グルメではなく飲食店としての基準を満たすよう構想と試食を実施しました。客層については、これまであまりご利用されることのなかった
新たなお客さまを獲得していくことを目指し、
女性や
子どもなどが来店したくなるように、
4種類のパンケーキや
低価格帯のキッズプレートをラインナップしました。また、
2日間熟成したカレーや
目の前の鉄板で焼き上げるステーキなども用意し、しっかりとお食事を楽しみたいお客様にもご利用いただけるようになっております」
牛フィレステーキプレートなど、従来の球場飯とは段違いのグルメが味わえる
正直なところ、スタジアム内外にあるレストランはメニューが少なく、値段の割には……。というところも少なくない。また、一種の敷居の高さを感じてしまう店舗もある。老若男女が楽しめるようなメニューを取り揃え、繰り返し楽しめる工夫が施された「グリーンフォレスト デリ&カフェ」は、そうしたイメージを打破する存在となるはずだ。