安倍政権のゴリ押し「GoToキャンペーン」で窮地に立たされる沖縄。感染拡大止まらず

国会から逃げステイホームな安倍首相

 最後に、この「GoToトラベル」は感染者の多い東京都が除外されているプロジェクトですが、いまや東京都より沖縄県の方が感染の状況が深刻になっています。東京都が除外されるのであれば、沖縄県も除外されないと整合性が取れないのですが、そのあたりはどう考えているのか。担当者は「政府全体でそのような判断をしているので、こちらでは判断できない」と答えていました。  安倍政権が「沖縄も除外する」と言ってくれないと、官僚の皆さんが自発的に沖縄を除外することはできないというわけです。しかし、肝心の安倍晋三総理はこのところ、ずっとステイホームしていて、すっかり夏休み気分です。判断をする人間が不在、憲法に違反して国会も開かれない、官僚も官僚でデータをまとめる担当部署が決まっていない。沖縄がキャンペーンから除外される可能性があるのかどうかも答えられない。どいつもこいつも新型コロナウイルス対策に対して、まるで危機感が足りません。こんな体たらくでは、日本で感染者が爆発的に広がるには「必然」と言えるかもしれません。

憲法を守らない奴が改憲を言い出すとは笑止

 こうしている間に、新型コロナウイルスに関連した倒産が400件を超えてしまいました。  これからますます新型コロナウイルスの感染が拡大するとなると、ますます外食はできなくなるし、ますます買い物する気が失せるってなものです。新型コロナウイルスは指数関数的に広がるわけですから、一刻も早く手を打たなければ大変なことになります。  今こそ国会を開くべきです。  野党は憲法53条に基づき、今すぐ国会を開くように要求していますが、安倍政権は憲法を無視して、まったく国会を開くつもりがないようです。憲法を守れない奴がどの口で「憲法改正」と謳っているのでしょうか。  もしかして自分たちに都合の良い憲法を作ろうとしているのでしょうか。国民の命がかかっている時に平気で憲法を守らない奴に、憲法を語る資格なんてあるのでしょうか。一刻も早く国会を開き、対策をするべきです。そうでなければ日本にますます地獄が広がります。 <文/選挙ウォッチャーちだい>
選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材しています。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを「チダイズム」にて公開中
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