テレワーク運動不足、ジム難民はどうすればいい? 旧ソ連式トレーニングの発想なら閉鎖環境下でも身体を鍛えられる!

トレーニング頻度

 GTG(Grease the Groove)という旧ソ連由来のトレーニング方法があります。国家予算をトレーニング科学にかけて国の威信を築いたソ連ですが、GTGとは気が向いた時に1セットトレーニングを行う、誰にでもできそうな方法です。これを1日通して行うのです。例えば懸垂できる場を通過するごとに懸垂を1セット。これを数か月続けるだけで懸垂の回数が増えるそうです。私はこれをケトルベルや懸垂に応用したところ、確かに力が付きました。  もし持久力をつけたい場合、1分以内に1セット、これを5回繰り返してみてください。例えば自重でもペットボトルをのせたスクワットでも次のフォーマットで行います。 00:00~00:59 スクワット10回 01:00~01:59 スクワット10回 02:00~02:59 スクワット10回 03:00~03:59 スクワット10回 04:00~ スクワット10回  つまり時計の秒針が0になったら1セット、これを繰り返します。1セットやるのに1分かからないので残った時間が休憩です。難易度に応じて1セットあたりの回数を増減させるのですが、できれば30秒前後の休憩を確保できる回数にしましょう。 <文/松下タイケイ>
近年、とみに話題になっているトレーニング器具、ケトルベルの日本人初の認定インストラクター。著書に『身体を芯から鍛える! ケトルベル マニュアル』(日貿出版社)
1
2
3
4
5